タスペーサーと毛細管現象
2020年08月14日(金)
単体でこうして見るとなんともかわいらしいです。
スレート瓦の塗装の際には欠かせないアイテムのタスペーサーです。
立てることないので気付きませんでしたが、スペードの形に良く似てましたね。(笑)
これをどう使うのか?というと。
こうやってスレート瓦に差し込んで使います。
ぐいっと差し込んで使いますので、スペードもどきの姿は見えなくなってしまいます。
この形のスレート瓦の場合は、瓦1枚にタスペーサー1枚、同じ位置に装着していくので、完了すると斜めにきれいに並びます。
下塗りが終わった段階で装着していきます。
職人の手作業になりますが、屋根なので、斜めの状態でしゃがんだ姿勢でやるので、結構大変な作業でございます。
スレート瓦の塗装には縁切りが必須
タスペーサーを入れることで、スレート瓦の屋根塗装の際に不可欠な縁切りをしたことになります。
縁切りって何?ということになりますが、塗装すると塗料で瓦の下の端が塞がれてしまうので、1枚1枚を皮スキという道具で剥がす(切り離す)作業が必要です。
↑こんな感じで塗料でくっついた瓦と瓦を切り離して1枚1枚に隙間を作らないといけないのでございます。
この縁切りの作業をしないとどうなるの?とつながってまいります。
毛細管現象のためでございます。
↑毛細管現象が発生していることがはっきりわかる写真です。
白い線でしみになっているのですが、その部分に水分が侵入してこの形にしみになるので、1発でわかります。
(こちらの写真は施工事例のページでご紹介している千葉市緑区のH様邸の劣化診断の時の写真です。)
中に入った水が、縁切りされていないことで、出口がないために、行き場を失って上へ上へと上って行ってしまうのが毛細管現象でございます。
この白い線は、出口がなくて逃げ場を探した水の跡ってことでございます。
私がここで説明するより、『屋根 毛細管現象 雨漏り』のワードでネットで検索すると情報は山ほど出てきて、詳しく説明されているサイトも多いので見てみて下さい。
また毛細管現象のメカニズムとタスペーサーに関してはYouTubeでメーカーが動画をアップしてるので参考にしてみて下さい。
【タスペーサー】毛細管現象~再現VTR~
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