家族の想いを塗っている Vol.2
2020年01月18日(土)
アース技研のホームページに書いてある一文です。
家は家族のアルバムです。
ひとりひとりの思い出の1ページが刻まれています。
壁に貼ったカレンダーの跡、床についた家具の傷、障子にあいた穴。
そんなひとつひとつも、住んでいる家族にとっては、大切な記憶です。
家への『想い』を、つなぎたい。
工事前、T様とお会いして打ち合わせなどでご家族を前にしていて、この文章を思い出してました。
アース技研で働くようになって、外壁塗装の会社があるということ、家は建てたら終わりではないんだと言うことも知り、家への想いを考えたら浮かんできた文章でした。
T様と打ち合わせして、ご兄妹の子供の頃の話しや、滑りが悪くなった雨戸をお母様が直した話し、少しづつ傷んできた家を直し誤魔化し過ごしてきた過程を聞いて、ああ、まさに家がアルバムだなあと思いました。
打ち合わせで社長は、新しく変えた方がいいところ、直した方がいいところ、少し手を入れてそのまま残した方がいいところを伝えていました。
T様ご家族と、社長の考えが合致したのがこの玄関。
アルミ製の既製品に交換しようかとも話しましたが、亡くなったお父様の思い出を残すために、壊れかかっている鍵だけ直して、塗装してそのまま残すことにしました。
和風住宅なので、木を多く使っている分、補修が必要になってきている箇所も多く、今日から木部の補修工事を5日間日程を取った工程になっています。
初日は軒天の補修と、屋根の母屋や垂木の傷んだ部分の補修。
この状態でギコギコのこぎり入れるやすさん。
腐食して傷んでる箇所を切って交換します。
のこぎりであの体勢でこの切り口。(驚)
包丁で切ったかと思いました。
パズルのようでございます。
軒天はケイカル板を垂木から垂木までの幅でカットして1枚1枚貼って行く作業。
足場の上に立った状態での作業なので、見てるだけで首が痛くなってきます。
この軒天の補修作業は3日かかる予定です。
今日はT様が職人たちにお手製ハヤシライスを作ってくれまして、ただ作業見て写真撮ってるだけの私もごちそうになってしまいました。(汗)
美味しかった~。ごちそうさまでしたー♪
明日は関東地方は雪になるかもの天気予報でございます。
現場泣かせのドカ雪だけは勘弁して欲しいです。
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